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思詩シの誌

思うこと、詩とシンボル、雑然とした随想、短いシネマのような童話など、
ちょっと不思議な言葉の博物誌としてここに記しています。

天気予報

真上から吹きすさぶ
ずしり、とした天界のいびき
執務室のカーテンがゆっくりとふくらむ
転換のとき...

沈黙

たくましくぜんたいが下にさがる
あいつのお得意手管を見抜け
わからない
ぜんたい寸法が空白に染まる...

3タが来ルのこと~わたしと3タ~

ある年からサンタクロースが僕のところに来なくなった。穏やかに晴れたクリスマスの朝は、色彩に乏しく、いつもより寒かった。隣の家の柿をむしゃむしゃやっているでっぷりとしたカラスの眼が、残念でしたと哀悼の意を示す。僕はこどもではなくなった。あの優しいひげのおじさんの贈りものはもうもらえないのだ。...

裏切り

今日は晴れました
今日は曇りました...

はしる

よくこねた念力粉でもって
とりもちよろしく
墜ちゆくそなたがくっついた...

二十二世紀の怪物

極めて終末的なプロローグ

しっかりと濃いめの鉛筆を削り
さあこのきちんと均整のとれた世界に来るといい
(いよいよです)...

死をする

ところで
空を飛ぶ方策がかたまりました
用いる元素は死です
死をするんです
死ぬのではない
する...

クロニクル

生身の人間のまま世界と相撲
がっぷり四つ上手投げ
右か左か東西南北プランは白紙...

愛とかいうもの

愛という孤独を食べるけものがいる
愛というすべてを奪い去る怪しげなひかりがある...