歩くアルカホラ

秘境つぎはぎバラックに
ほっぺたの熟れたバッカスは濁密酒場でご法悦
宇宙はなんとも美しく
砂利だの骨だの鉱石だの
蒸留された銀河のお味
素面のシュラフであいつが寝てる
もののけ連中に寝返った様子
豪儀だなあ
総支配人の気まぐれな眉尻が上がる
これはどうにも仕方がない
柱に梁に染み込んだ部下に檄が飛び
こんちくしょうのお縄を用意
どうして来たのかカモメが鳴いた
めーめーめーと柄にもなく
こんにゃく風情の北風め
南に暮らす信徒たちも比肩及ばず吹かれるままだ
皆のものよすがに寄るなが常套句
アルコールランプの揺らぎが千年の便り
下手人は余韻のなかで懐空いた
改竄された冗談
素寒貧の円舞曲(ロンド)
何が私を歩かせる
兎に角だ
へべれけ波止場でもういっちょいくか
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