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思詩シの誌

思うこと、詩とシンボル、雑然とした随想、短いシネマのような童話など、
ちょっと不思議な言葉の博物誌としてここに記しています。

くじら

無私のほとりにやってきて
なるほどそこには何もない
明滅する無数の星たちと
ことばの草原が静観するだけだ...

意識の熱帯

ながく続いた雨は上がりました
我が意識に誰がでるのか紛糾するコンクラーベ
もくもくと煙上がれば
私よすすめ...

漂う

漂っている
ただただ漂っている
雪の気配にぽこんとまるまったアルマジロ科の人物
黒革の手帖に明日の天気が書いてある...

非正規雇用

昨晩ぽろりと歯がとれた
あんなにぴかぴか尖っていたのに
あんなに大事にしていたのに
これはどうやら仕様じゃないな...

芝居

これは愉快だ腹を打て
眼鏡では見えない拍子はひねもす硝子の寺院
これは想像の産物にあらず...

声

青インクの声はまだまだ遠く
もうちょっとで作法するセキセイインコ
韻が因果で来るならば
黄色のえんぴつ芯が泣く...

縞模様

邪だった縦縞
織り上げられたシークエンス
私的活断層はまぎれもなく
非私的なものだけでつくられる...

今日の朝

遠くプロペラ

まくら返しもそのへんにして

今日はあったかいから

そとに出掛けよう...

三月の話

ラララ

今日は三月の話をしよう...