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あの落下傘

あの落下傘
洋燈の球体にみぞれは濁る
天からの使者にとって
それは未踏の恥じらいだ
斥候は我らの在り処に寝そべった
 
卓越したパラシューター
そこには未知なる冗談のいななきと正しい辛辣がある
 
緑の群衆が案ずるようなまなざしを向けたとき
僕は観音様を見たのだった
 
とてもじゃないが平静じゃあいられない
エナメル質の銀いろが散乱する

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