洋燈の球体にみぞれは濁る 天からの使者にとって それは未踏の恥じらいだ 斥候は我らの在り処に寝そべった 卓越したパラシューター そこには未知なる冗談のいななきと正しい辛辣がある 緑の群衆が案ずるようなまなざしを向けたとき 僕は観音様を見たのだった とてもじゃないが平静じゃあいられない エナメル質の銀いろが散乱する