三月の話

ラララ
今日は三月の話をしよう
とその前に一月は散々でした
漆喰がぱりぱりに破れましてね
ええそうです庭にあるトタン屋根の
なかなか見つからんのですよ法務が
そりゃあ何度も電信しました
改正には我慢ならんとかなんとかで赤蟻と白鼠がドンパチやったようで
威勢よろしくよくもまあこの体たらく
六割半の米びつに不発弾ですよ
へんへんごほん
厄介払いも甚だ高くつきました
のしし
それで二月ときたらパ森の買収だ
どんぐり連の若い衆が越冬花火でしくじりましてね
市庁舎に三尺玉をずどんとやっちまったわけで
そりゃあもうとんでもない有り様だ
春めいた落語をぶってる最中だったんだから
もう謹製の座布団ごと吹っ飛んじゃってねえ
新型のバベル構造だってのに儚いのなんのって
なんでも狐が化けてたんだそうだよ
あの傾奇者にはほとほと
腕っぷしの取り巻きも口あんぐりだ
粗悪な金魚鉢と引き換えに我らが古の大森林を持ってかれたってわけだ
畢竟のんのんとそんな調子ではね
それじゃあ
三月の話をしよう
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